すべてが "オンリーワン"
はじめに
ミサの時に響く華麗な音色...主聖堂の2階にはパイプオルガンがあります。
このオルガンには、どんなオンリーワンがあるのでしょうか?
① 演奏者に優しい...🎹
通常パイプオルガンは演奏者が、パイプの方向を向く形式。でも、この教会ではパイプを背にした特別な配置。演奏者も祭壇を見ながら、演奏することができます。
遠く対極の位置… これがパイプオルガンを聞くのに最適な位置とされます。この主聖堂は楕円形ですから、壁側に沿わせ聖堂全体に美しく音を響かせることができます。
さて... 演奏台が祭壇を向いていますね。祭壇が見えないと、オルガン奉仕が難しくなってしまうためです。こんなことから、演奏者も祭壇を向き、共にミサにあずかることのできるオルガンとなったのです。
② "音を味わう" とっておきの場所
オルガンの音は聴く場所によって変わります。聖堂内でオルガンの音が最もバランス良く、きれいに聞こえるのはどこでしょう?
それはオルガンの正面の最も遠くに位置する司祭席なんです。でも残念ながら司祭席には座ることが出来ませんから、その近くの席が一番という事になります。
そして、もしオルガンの低音の響きを感じたい、という時はオルガンの真下へ。重厚感のある音を体感できますよ。
③ 出身地はドイツ... 少し繊細な僕です🇩🇪
オルガンは、ドイツ・ドレスデンの郊外のイェームリッヒ社製。祖国で組み立て→分解...日本に運び、ここ四ツ谷・麹町で組み立て直しました。
中にはなんと、大小3146本の、金属製、木製のパイプが入っています。3つの手鍵盤と足鍵盤があり、全部で49ストップ(音色の種類)を多彩に組み合わせて演奏します。
1番細いパイプの直径は直径数mm... と繊細にできています。パイプは長さだけではなく、その材質や形によって その音色を変えます。
よく目を凝らすと、パイプにシミが付いているのがわかります。これは祝福のときの聖水の跡。手垢も...拭いただなけでは落ちないので、繊細な僕にはお手を触れぬよう注意です♪♪
④ オルガン・聖歌隊付ミサ
■主日
08:30/ 10:00/ 12:00英語/ 18:00/ 18:00(土曜)
■月-金
18:00 and 第一金曜日の12:00はオルガンのみ
※新型コロナウイルスの影響のため、ミサの時間、オルガンスケジュールが変更される場合があります。詳細は、以下の教会HPをご覧ください。
⑤ オルガンを聴く
ミサ以外では、不定期で「オルガンと祈りの集い」などの催し物があります。また、平日の午前中ほとんどはオルガニストが練習しています。