光の聖堂✨
はじめに
四方から光がさんさんと降り注ぐ...マリア中聖堂は "光の聖堂" です。座席は180席で、イグナチオ教会では中くらいの大きさ。結婚式や葬儀で使われることが多い場所です。略され「マリちゅう」の名で呼ばれ親しまれています。
①ステンドグラス・光の窓
入口の上のステンドグラスはイグナチオ教会の守護聖人である聖イグナチオ・デ・ロヨラです。以前は旧イグナチオ教会の主聖堂にありましたが、少し小さくしてここに設置しました。
聖イグナチオは、この教会の聖人であり、イエズス会の創始者であり、聖フランシスコ・ザビエルを日本に送った人物です。
また、聖堂全体を上から囲むように配置された窓。こちらは、和紙風のガラスを使った窓です。屏風を思わせるデザインが日本的ですね。
②祭壇・聖櫃(せいひつ)
同じ鋳造でできています。鋳造とは、金属を高温で溶かして液体化し、型に流し込み金属を成型する技法のことです。
*聖櫃の画像
*祭壇の画像
③左右の聖母子
正面向かって左側の聖母子の画は、仏在住画家、故・村山密(むらやま しずか)氏より寄贈された油画です。
この画は、仏ルルドで開催されたジュマイユ・ステンドグラスの展覧会で受賞した作品の原画です。ジェマイユ技法は、色々な形のガラスピースを重ね、色の濃淡を調節して絵画をガラスで表現する技法。仏ではトゥール市内およびルルドにジェマイユ美術館があり、ピカソやジャン・コクトーの絵画をジェマイユ化したものが展示されています。
正面右の聖母子像は樫木でできています。
四ッ谷ツアー
教会ツアーのつぎは、四ッ谷の街をたのしみませんか。
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